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【2025年度版】令和の仮面ライダー全シリーズのおすすめ一覧【初心者向け】

特撮
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前置き

どうも、ニチアサ実況とニンダイ実況以外Xに浮上しない人です。


2025年8月31日。「仮面ライダーガヴ」が遂に最終回を迎えました。
控えめに言って…めちゃくちゃ面白かったですね!

令和ライダーの奇抜さもありながら、平成ライダー特有の陰鬱さと熱さの絶妙なバランスも兼ね備えた素敵な作品でした。

この熱が冷める前に、ガヴも含めた令和ライダー歴代の評価を、今一度しなおそうと思います。

もか
もか

※あくまで筆者個人の評価です。この評価は納得いかない!というものも出てくるかと思いますが、一個人の意見としてご了承ください。

ちなみに前回の投稿はこちら↓

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令和ライダー全評価

仮面ライダーガヴ

出典:https://www.kamen-rider-official.com/series/


ストーリー 4.0

この記事を書いている2025年8月31日が、ちょうど最終回を迎えたため、その興奮の熱でちょっと盛ってるかもしれません。

しかしそれを差し引いても、ストーリーの完成度はかなり高いと思っています。

お菓子をメインテーマとして据えながら、お菓子の「甘い、楽しい」というイメージとは真反対の陰鬱で壮絶な物語が展開される本作…。

人間をお菓子の材料とする者、人体実験を繰り返し最強の生物の誕生を目指す者、人間世界そのものを「牧場」として掌握しようとする者…毎週ほんとよくそんな酷い事考えられるな、というくらいの極悪非道な敵達との闘いが繰り広げられます。

そういった辛く苦しい闘いの中で、ほんの少しでも自分の心を癒し守る存在として「お菓子」が文字通り良いアクセントとして働いていて、特にそれぞれのキャラクターの心情や、それに伴う行動の説得力は非常に丁寧に描かれている印象です。

惜しい点を挙げるとするなら、最終回で作品を締めくくった時点で、やや不完全燃焼で終わった要素がいくつかあります。
良くも悪くも「あえて語らせない美学」を強く感じる本作において野暮な話ではありますが、
与えられた話数で1本のお話を描き切る…という観点から言うと、やや字余り感を感じてしまいました。
(だからこそ、もっとガヴの世界の話を見たい!という気持ちにさせてくれるのですが)

アクション 5.0

文句なしの星5です!
CGやドローン撮影等の最新技術を惜しみなく使ったアクションシーンは、令和ライダー屈指の出来栄えだと思います。

特にガヴでよく話題にされるのは、障害物を巧みに利用した3次元の殺陣ですね。
単純な殴る蹴る以外にも、高所に陣取って遠距離攻撃や長物でけん制したり、足場を壊して姿勢を崩した隙に大技を叩き込んだり、戦い方が非常に多彩で、それぞれのキャラクターに違った戦法があって見応え抜群です!

ビジュアル 3.0

お菓子がモチーフのライダーということもあり、見た目は非常にカラフルです。
仮面ライダーあるあるとして、「見た目はダサいけど動くとめっちゃかっこいい」というものがありますが、ガヴ世界のライダーもそれに準ずるタイプだと思います。

とはいえ、例えばガヴの基本のグミフォームはまだしも、マシュマロやキャンディ等はコミカル過ぎて作風とあわない…という意見も少なからずあるな、と思い星3にしました。

初心者向けか 4.0

暗い展開が多い本作を初心者に勧めるのは多少抵抗はあるものの、「仮面ライダーという作品はこういうものだよ」という事を伝える目的であれば非常にマッチしていると思います。

世界征服を目論む敵が現れて、それを倒すヒーローが現れて、というような表面的なヒーロー像ではなく、「失ってしまった大切なものを想う心、更にはそれを奪った存在への向き合い方」など、単純な勧善懲悪ではないヒーロー作品が仮面ライダーシリーズの大きな魅力の一つなので、その入り口として本作は良い教材足り得ると考えます。

もか
もか

総合的に全令和ライダーの中でもトップクラスの完成度!
ここ数年でこんなに夢中になれた仮面ライダーは久しぶりだったよ!

仮面ライダーガッチャード

出典:https://www.kamen-rider-official.com/series/


ストーリー 2.0

ストーリーは、正直話の軸がかなりブレてると思っています。

この話のメイン…自分がワクワクすること=「ガッチャ」を見つけるというのがあると思いますが、私自身この「ガッチャ」が結局なんだったのかが腹落ちしないまま終わってしまった印象があります。

ガッチャという言葉自体は「捕まえる」とか「やったぜ!」の英語スラングと聞きますが、作品としては恐らくその先の「異種族=他者と絆を育む」ことの楽しさ?尊さ?を表現したいんじゃないかなと推察しています。

その裏のメッセージはなんとなく察することは出来るものの、表に出てこないので延々と「?」マークが頭から離れず、なんだかノリと勢いだけで話が進んでいる気がしてなりませんでした。

しかしながら、素材自体は非常に魅力的だと思います。

メインコンセプトとして錬金術がフォーカスされ、変身アイテムであるケミーカードの1枚と1枚を組み合わせ、無限の可能性を引き出すことができるガッチャード。

今までの錬金術師は、ケミーを錬金術の道具としか接しなかったのに対し、主人公は友人として接することで友情の力で壁を乗り越えるという、分かりやすくも明るいホビーアニメ的コンセプトで取っつきやすさはあります。

しかしながら…、

・ケミーとの友情がテーマのはずなのに、メインで関わるケミーはほんの数体。
・友人や教師が敵対しても、あまり主人公との接点がないから感情移入し辛い。
・そもそもこの世界の錬金術がどういうものか描写不足過ぎる。

といった感じで、何かと欠点が目立つと言いますか…、

他者との関係って一朝一夕で出来るものじゃなく、経験の積み重ねがあるからこそ中盤や終盤でドラマが生まれる訳ですが、ガッチャードという作品はどうもこの積み重ねを怠る傾向が強く、とにかく序盤の話題性ばかりに囚われている節があり、世界観は良いのに没入感が足りません。

とはいえ、2号ライダーのスパナ周りの話はちゃんと仲間との関わり等の積み重ねがあり、比較的綺麗に収まっている印象があるため、星1はギリギリで回避です。

アクション3.0

アクションは可もなく不可もなく、といった印象。

今時のCG技術を上手に使っているためマイナスな面はないのですが、逆にプラスといえる面があまり思いつきません。

ケミーカードを組み合わせた多様なフォームチェンジは魅力なのかもしれませんが、予算の都合なのか、100以上ケミーカードがあるのに対してたったの数パターンしかスーツが登場せず、残りは小道具やCGアイテムで水増し…。これにはかなり肩透かしです。

とはいえ、ファイヤーガッチャードの炎の推進力を活かした高速移動や、ヴァルバラドの大剣を蹴り飛ばすアクション等、光るものはいくつかあったので、厳密に言うと星3.5くらいはあげたいところです。

ビジュアル 4.0

メタリックブルーな見た目のガッチャード、ワイルドで重厚感のあるヴァルバラド等、スーツのイケメン度合いはかなり高いと思います。

冥黒の三姉妹や、その上に立つグリオンというダーティで魅力あふれる敵が多いのも高ポイント。

余談ですが、私は女神転生シリーズやFGOなどを履修した結果、海外の神話や物語が好になってしまった人間なので、三姉妹のモチーフとなったモイライ(運命の三女神)、黄金郷エルドラド等々、中二病心をくすぐる設定があって素直にきゅんです。

初心者向け 3.0

この作品は良くも悪くもストーリーがシンプルで、予備知識があんまり無くても安心して視聴できるという点では初心者向けです。小さな子供向け、と言い変えても良いかも。

仮面ライダー特有の濃密な人間模様やストーリーの重厚さを味わいたいなら、他の作品を視聴したほうが無難です。

もか
もか

令和ライダー特有の表面的な話題性を重視し過ぎて、悪い所が浮き彫りになってしまった印象…、錬金術って要素は良かっただけに惜しい作品だね。

仮面ライダーギーツ

出典:https://www.kamen-rider-official.com/series/


ストーリー 4.0

本筋としては、自分達の願いと命を賭けたライダー達のデスゲーム。そしてその裏で暗躍する主催者側と争っていくという、一時期のマガジン辺りにありがちなテンプレ型デスゲーム漫画を仮面ライダーに落とし込んだ作品です。

その路線の源流とされる「仮面ライダー龍騎」にもかなり近い設定となっており、ライダー同士(人間同士)の潰し合いを楽しみたい!というタイプの方には非常に良く刺さる作品と言えるでしょう。

コンセプトの都合上、主人公以外にスポットを当てた話も多く、それぞれが主役級の魅力の強さを持つため、1話1話にかなり見応えがありボリューミーです。

というのも、主人公の浮世英寿が所謂「最強クラスの俺様系主人公」であり、全体を通して苦戦することがほとんどありません。

故に周りの2号、3号、4号ライダーの成長描写が対照的で鮮明に描かれるため、1話を追う毎に次回はどう成長するのか、と目が離せなくなること請け合いです。

英寿があまりにも強すぎてワンサイドゲームになる…という事も実はそんなになく、
他のキャラの強力なパワーアップや、ルール上の穴を突いた奇策で翻弄したり、先が読めない展開が多く視聴する側はスリリングで楽しいですね。

中盤以降は主催者側との敵対がストーリーのメインとなるためデスゲーム要素は薄れますが、その分アクション面で補強されるため心配ご無用。

アクション 5.0

アクションは平成など他のシリーズ含めてもトップクラスだと思っています!

デスゲーム形式である本作の戦いは、ランダムに支給されたり獲得したりするアイテムを使いこなして戦うことを強います。

そのため自然と発想力の高い独特なアクションを求められますし、強力かつ個性的な特殊能力を持つキャラもわんさか現れるため、アクション面においては常に高い水準のクオリティを発揮していると言えるでしょう。

中盤の主催側との闘いから、洗脳や重力操作、仕舞には時間停止や万物の創造破壊まで可能になってしまい、これはこれで少年漫画的なインフレの楽しさも味わえる良作だと感じています。

ビジュアル 5.0

ストーリーを高く評価したものの、中盤~終盤にかけての中弛みは確かにあり、それを補強することに一役買ったビジュアルという面も魅力の一つでしょう。

登場するライダーの多くは動物をモチーフとしており、そのキャッチ―さも去ることながら、それぞれがモチーフを崩さずに独自の路線で強化フォームを獲得していくので、ゴチャゴチャ感は殆どなく、まるでポケモンの進化を見ているようなワクワク感さえも感じます。

特にお気に入りのタイクーンのブジンソードは、あまりの格好良さに思わず叫んでしまった程です。

初心者向けか 3.0

名作であることは間違いないのですが、仮面ライダーをあまり視聴してきていない人に勧めるとなった場合、群像劇のようなストーリー性はちょっと癖が強いかなという印象。

また、キャラそれぞれの心情は感じ取りやすいものの、「なんでそうなる?」と思わず突っ込んでしまうような突飛な行動や展開も割と多いので、無難な作品として勧めるのはちょっと違う気がします。

デスゲーム系の漫画やアニメが好きな人にはおすすめできる一品ですね。

もか
もか

ガヴ程ではないにせよ、キャラを曇らせ闇を纏わせる展開がそれなりに多い作品。ただのヒーローものに満足できなくなった人には良い刺激かも!

仮面ライダーリバイス

出典:https://www.kamen-rider-official.com/series/


ストーリー 2.0

仮面ライダーダブルの「2人で1人の仮面ライダー」ならぬ、「1人で2人の仮面ライダー」な本作。バディものって総じて良作の法則があると思っていましたが、例外ってあるんですね…。

単純なバディものとして徹底していれば良かったものの、五十嵐家全体どころか敵対組織やその他の勢力全部を含めて、何十人も仮面ライダーが登場するせいで、とにかく話が取っ散らかっている印象を受けます。

一輝とバイスが互いの事を理解し合い、相棒になっていく過程自体は確かに面白いです。

しかしそれ以外の、
・大二の長い長い裏切り期間
・さくらとアギレラの取ってつけたような因縁
・唐突に語られ唐突に終わる父親とベイルの因縁
・狩崎の理由が薄すぎるご乱心

等々、マイナス評価を数えればキリがないというか…、無駄な要素があまりにも多過ぎる。

何度も言うように、もっとシンプルに一輝とバイスを中心に物語を展開していれば、ストーリー評価は少なくとも星3か星4を獲得できるポテンシャルがあっただけに残念です。

後は、悪魔という所謂自分の抑圧した感情=ペルソナとどう向き合っていくか、というのをメインコンセプトに据えた物語の展開をしようとしていたのは分かるのですが、これもあまりの登場人物の多さで、相当な薄味になってしまっているのも大きなマイナス。

個人的には、五十嵐家以外のライダーは全員不要だったんじゃないかと思っています。

アクション 2.0

正直、アクション面でプラスに働いていた描写が特に見当たらないです。

逆にマイナス面として各フォームの謎の組体操が悪い意味で印象的。笑いを取ろうとしたにしてもイマイチですし、奇抜ではあるもののただ奇抜であるだけ、といった感じに見えます。

ただ、戦闘ではないですが一輝の変身ポーズは好きです。判子に息を吹きかけるのもアイテムを上手く使ってて、そこは好感が持てます。

ビジュアル 4.0

基本カラーがマゼンタ(ピンクではない)なのにあの整ったビジュアルなのは非常に良デザ。

強化フォームもあまりゴテゴテせずにスマートさを崩さないので、平成ライダー達のゴテゴテフォームに飽きていたあの当時の私には、新鮮で恰好良く思えました。

大量のライダーの量産自体はあまり好ましくないものの、軒並みスーツは格好良いものが多く、特にデモンズのクモの巣を纏ったあのデザインは禍々しくもスタイリッシュでかなり好きなライダーです。

初心者向けか 1.0

残念ながら、これが初視聴のライダーというのはちょっと考えたくないです。

前述の通り、割と悪い意味で奇抜さが目立つせいで、往年の仮面ライダーの良さを潰しているような感覚が強いです。

序盤はまあそれなりに楽しめるかもしれないですが、中盤~終盤の脚本の粗さがかなり顕著なので、例えば役者さんの見た目が好き、という理由でもない限りはあまり初心者にはおすすめできないのが本音です。アギレラ様は顔が良い。

もか
もか

バイスの声優の木村昴さんが結構ハマり役だったね!
ちなみに筆者が好きな木村昴キャラはヒプノシスマイクの山田一郎だよ!

仮面ライダーセイバー

出典:https://www.kamen-rider-official.com/series/


ストーリー 1.0

セイバーファンの皆様には大変申し訳ないのですが、私はこの作品を脚本という観点で見た場合、「歴代最低クラス」と思っています。

終盤は多少盛り返すものの、序盤~中盤にかけての各キャラの描写不足・会話不足に伴う突拍子もない謎展開のオンパレードは、視聴者を完全に置いてけぼりにします。

物語に必要なのは、キャラとキャラの関わりや経験による積み重ねだと思います。
目先の話題性に目が眩み、キャラ描写をないがしろにする作品は作品に非ずです。
(そんなんだから素性もよく知らない女上司にちょっと言われただけで、仲間だった主人公と簡単に敵対する展開を描けちゃうんですよ…)

色んなタイプのキャラクターを出してわちゃわちゃさせたい気持ちも分かりますが、やるならせめて終盤にして欲しい。

また、剣と本という一見遠い要素のものを変身アイテムとして組み込むという発想は面白いですが、剣士要素はまだしも本要素がかなり薄く感じました。

主人公が作家という設定までは良いですが、例えば主人公が描いた本がそのまま強化アイテムになったり、読んだ本に感銘を受けたらその本の能力が使えたり、もうちょっと本の要素を増やし、登場キャラを減らせばもっと違う未来へ行けたかもしれませんね。

アクション 3.0

セイバーという名の通り、登場ライダーは全て剣で戦うので、アクションもほぼ剣術です。

大剣や二刀流等、変化をつけて楽しませる工夫はあったので良いですが、正直私も長年ライダーや戦隊のアクションを見続けている身でありますので、少々もの足りない…というか普通、という印象です。

かといってココがダメ、という要素も特に無いので、ひたすらにニュートラルな評価となってしまいます。

戦闘以外だと、伝説の「セイバー坂」があまりにもシュール過ぎて今もなおネット上でネタにされているくらいですかね。

ビジュアル 4.0

基本的にライダー達はみんなイケメン揃いで、武器も個性的。色もカラフルで見ていて楽しいです。

ただ何度も言うように、登場ライダーがかなり多いので、高確率で顔と名前が一致しません。

例えばBLEACHの護廷十三隊は、隊長格それぞれに細かいキャラ付けや描写があり、あんなに多いキャラ数にも関わらず顔と名前、斬魄刀の名前と能力まで記憶しています。

まあ何年も続いていた漫画と比べるのはちょっと卑怯ですが、それくらいキャラの掘り下げというのは大切。ということです。

初心者向けか 2.0

序盤~中盤は凄惨たるものですが、終盤にかけての盛り上がりだけで見れば結構熱い少年漫画的要素があり、一概におすすめできないとは言わないです。

終わり良ければ総て良し、ではないですが、意外と綺麗に物語を終わらせている点は素直に評価しています。

…まあ、私は終盤もあまり好きではないのですが…。世間の評価的には良いらしいので。

もか
もか

ほんっとーに申し訳ないんだけど、セイバーの物語だけはどうしても好きになれません!登場キャラがみんな心が無い操り人形にしか見えないんだもん!

仮面ライダーゼロワン

出典:https://www.kamen-rider-official.com/series/


ストーリー 1.0

令和初のライダーということで鳴り物入りで登場した本作ですが、ものの見事に爆散しました。

この作品を語る上でやはり欠かせないのは、「お仕事5番勝負」の存在でしょう。

私は最近まで、お仕事5番勝負肯定派でした。
お高くとまったザイア社長を叩きのめすまでのカタルシス…その準備期間として、リアタイ当時は割と楽しく観ていたのです。

しかしここ最近、ゼロワンを2週目視聴していたのですが…お仕事5番勝負、全然面白くなかったです。
例えるなら、まるでハルヒのエンドレスエイト。おんなじ展開をずっと繰り返し続けるこの苦痛の時間。まじでなんでこれを肯定していたのか、当時の私はコロナ過でおかしくなってたのでしょうか。

それを抜きにしても、やはり目立つ「ヒューマギア=人類の夢」というテーマの説得力の薄さ。

色々な仕事に携わるヒューマギアが作中に登場しますが、どいつもこいつも悪意のラーニングで暴走しますし、そのあとは代替品を支給して事なきを得るって…、なんというか、この世界の一般市民が可哀想。人類の夢どころかただの危険物でしかないです。

イズの存在もそれに伴い不完全燃焼で、後の映画で補完はされるもののかなり無理やりな感が否めません。

当時はかなり好きなライダーとして推していましたが、こうして改めて視聴していると、挑戦的な事が全て裏目に出てしまった不遇な作品というのがひしひしと伝わってきます。イズは可愛くて好きです。

アクション 5.0

まるでストーリー全てを捨てた代わりにアクションに力と金をかけたのか、というくらい全く評価が変わり、アクション面はかなり楽しいです。

YouTubeで無料で視聴できる1話だけを見ても、CGの扱いやスタント撮影のレベルが非常に高く、そのスピード感やスタイリッシュさは、近年の令和ライダーを代表する優れた要素だと思います。

更にはメタルクラスタホッパー、ヘルライジングホッパーなどの、悲痛な叫びを伴う心を絞めつけるような感情の籠ったアクションが良いスパイスとなり、それを乗り越えた後の自由に跳ね回るアクションが映えて、アクション構成は本当に良く出来ていますね。

ビジュアル 4.0

後に続く令和ライダーの代名詞となった、最終フォームでも変わらないスタイリッシュさを保つコンセプトは中々に嫌いじゃないわ!です。

滅亡迅雷のあからさまな中二病感、スタイリッシュ女性ライダー、ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ、等々登場キャラはとても個性に溢れていて見ていて飽きません。

ただ、この多数のキャラのライダー化が、後に続くセイバーやリバイスに悪影響を及ぼしたとなると…、
例えるならば、あっぱれ戦国やオトナ帝国で味をしめたクレヨンしんちゃんの映画シリーズが、後年以降は軒並みお涙頂戴展開ばかりを量産し続けているような、低俗な乗っかりを想起させて、ちょっと嫌な気持ちになりました(小並感)

初心者向けか 3.0

ストーリーが何かと波乱を呼んでいるとは言え、あまり何も考えずかっこいいアクションだけを所望するなら、この作品は一見の価値ありです。

意外とギャグ描写も多く、見やすさという点で言えば実は割とあり寄りのありなのです。

まあ、そういう頭空っぽの少年は騙せても、ある程度の知能を持った人間は何らかの違和感に気付くことでしょう。

もか
もか

当時の頭空っぽの少年だった筆者は見事に騙されちゃったね

まとめ

ざっくりと令和ライダーのおすすめを挙げるなら、

・仮面ライダーガヴ
・仮面ライダーギーツ

基本はこの2トップになるかな、と思います。

正直なところ、令和になってからの仮面ライダーシリーズが全体的に低迷しているのは事実だと思います。

ただそれでもシリーズ制作を諦めず、それこそ2024年~2025年にはガヴという素晴らしい作品を世に出しているので、結局の所「仮面ライダーは不滅」なのです。


そんな中で新年度に始まる仮面ライダーゼッツ。

前作ガヴの出来が良かっただけに結構重めなプレッシャーがかかるかと思いますが、是非とも頑張って頂きたいところです。

……まあ、夢に入るエージェントという設定諸々は面白そうですが、往年の令和ライダーにありがちな序盤のパンチ力重視なところも見えてて、やや不安よりになってしまってます。

それでも、負けるな!仮面ライダー!

もか
もか

すぐ手のひら返して批判したり応援したり、オタクってめんどくさい人種だね

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