はじめに
どうも、好きなジブリ作品は『魔女の宅急便』の筆者です。こっちは助手のもか。

もかです!
本日はなんとなーく気になって視聴してみた今季アニメ、「サイレント ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと」が予想以上に面白かったので、1話の感想を綴ってみます。
ちなみにこの作品、私は原作未読でした。
※感想を書くためにアニメ視聴後に第1章をさらっと読みました。
しかもなろう系作品というのも視聴した後で知ったという情弱…。
結構前からCMで大々的に宣伝していたらしいのですが、なにぶんテレビは日曜朝にしか見ないもので…。
とはいえ、そんな私にも量産型なろう系とは一線を画すポテンシャルはひしひしと伝わります。
折角この作品に出会えたので、この場を借りて色々と書いてみようと、そんな次第です。
アニメ1話感想
ありがちな設定…故の取っつきやすさと王道的面白さ
まずは、あらすじの引用。
人類は詠唱をなくして、魔術を使うことができない。
Humans can’t handle magical powers without chanting.
ところが、その不可能を可能にしてしまった、ひとりの少女がいた。
However, there is one girl who had made the impossible possible.
リディル王国における魔術師の頂点・七賢人がひとり〈沈黙の魔女〉モニカ・エヴァレット。
史上、初めて無詠唱魔術を生み出した若き天才である。しかし…
極度の人見知りであがり症の彼女は、使い魔の黒猫と山奥に引きこもり、
数式の本に囲まれて、ひっそりと魔術の研究に打ち込んでいた。そんな彼女のもとに、七賢人の同僚である〈結界の魔術師〉ルイス・ミラーが訪ねてくる。
戸惑う彼女にルイスはひとつの王命を告げた。
それは――貴族の集う名門校に潜入し、第二王子を護衛する極秘任務だった……。『小説家になろう』でシリーズ累計1.3億PV、シリーズ累計発行部数100万部(紙・電子含む)を超える、
人気ハイファンタジー作品がついにアニメ化。魔術と数字を偏愛する〈沈黙の魔女〉モニカのひそやかな活躍が始まる!
とまあ、こんな感じなのだそう。
端的に訳すと、コミュ障の主人公が斜め上の努力と才能で最強になり、目立ちたくないのに周りがドンドコ持ち上げる。といった感じでしょうか。
あらすじだけ見ると、割と平々凡々というか…、異世界ファンタジーものに肥えた現代人の目からすると、「無詠唱魔法ってそんな凄いの?」とか、「どうせいつもの量産型なろう系アニメでしょ」みたいな、あまり印象の良くない感想を持たれそうな気がします。
無詠唱魔法というと、私の場合はBLEACHの鬼道の詠唱破棄を連想しちゃいますね。
あっちは詠唱破棄すると発動が早い代わりに威力が落ちるという特性(オサレ要素)がありましたが、サイレントウィッチの世界では威力低下のような制約はない…のかな?
1話しか見てないので分からないですが、竜退治のシーンをみた感じ威力は十分ありそうです。

もしかしてこの空の魔法陣1つ生成するのに、一般人は長々を詠唱する感じなんですかね?
もしそうならマジで破格の性能してますね主人公…。もしくは最初に召喚したでかい扉が連続オート射撃を連発できる神器的なやつです?
最早、無詠唱で魔法が使えるから…、というより、街を一瞬で滅ぼせる程の大規模な魔法が使えるから最強っていう方がしっくりきそうですが、この程度なら他の七賢人も余裕って話なんでしょうか?
そんなに強い奴がいっぱいいるのか、ワクワクするぜ!(小並感)
……こんな感じで、主人公の分かりやすい強さの描写、竜とか魔法とか余計な情報がないシンプルなファンタジー要素が非常にキャッチ―な印象なので、平成初期~中期のRPGや漫画、ラノベを愛していた筆者には結構深めに刺さりました。

作風もゆるめなコメディっぽいし、重厚なストーリーに食傷気味な時に丁度良さげ!
モニカとかいう、ぼっち・ざ・うぃっち
本作の主人公、〈沈黙の魔女〉モニカ・エヴァレット。
正直、この子のキャラデザとデフォルメ顔の多彩さに惹かれたというのも大きいです。

こういう金髪と茶髪の中間みたいな髪色の子が好きなんです。ショートボブだと尚良し!

それ私の特徴じゃない!?
アホ毛が細長いのもいいし、全体的にボサボサなのも引き籠っててお洒落に無頓着感あって良きです!
あと声も良いですよね!この声優さん初めて知りましたけど、コミュ障の演技上手すぎません?(誉め言葉)
それとなんといっても、多種多様なデフォルメ顔!

出典:https://silentwitch.net/

出典:https://silentwitch.net/

出典:https://silentwitch.net/
いやほんと、可愛い女の子があたふたしたり絶望したりするのって、なんでこんなに可愛いんでしょうね!

※キュートアグレッション
可愛らしいものを見たときに、「噛みつきたい」「ギュッと握りたい」といった衝動的な攻撃性を感じてしまう現象のことだよ!筆者は最低のクズだね!
……ここまで外見の話をしましたが、お次は内面。
先述のあらすじの通り、極度のコミュ障らしく、引き籠り生活を満喫中とのこと。
吃音症(どもり、なめらかに話せない状態)も患っているようなので、中々に重症ですね。
私も吃音ほどではないですが、MBTI診断で16タイプ中トップクラスの社会不適合者、もといコミュ障と呼ばれるINFP(仲介者)の人間なので、共感できるところは多々あります。
人前で話せないから、無詠唱魔法を開発すればいいじゃない!の発想は、いかにもINFPらしいというか…自分も同じ境遇なら、才能はともかくとして同じ発想するだろうなぁと思わせるキャラ性でした。
……ですが、似た性格だからこそ疑問に思いました。

どうしてそこまでして魔法が使いたいの?
と…。
現代社会に当てはめるなら、合わないと思った分野の勉強はさっさと諦めて得意な事にシフトするのが、なんとなく自然というか…少なくとも私ならそうします。
「手に職つけたいからとりあえずプログラマー目指す!」みたいな思考で勉強し始めて、やっぱり向いてないからやーめた!と挫折した経験は数知れず、それが私という人間です。
ゆえに無詠唱魔法を開発してまで魔法にこだわる理由が気になります。それも今後判明するのでしょうか?
あと、どうでもいいかもですが、その無詠唱魔法って結局どうやって習得したんですかね?
なんか「思いついた途端めっちゃ努力して実現した」って感じであっさり片付けてましたが、その過程って結構重要な気がするんですけど、これも後々の伏線なのか?
シンプルに作画が綺麗
魔法行使中の美しい粒子の動きから、モニカちゃん宅に差し込む太陽光や川のせせらぎに至るまで、異世界ならではの幻想的な風景がとても印象的です。
葬送のフリーレン並みにめっちゃ気合入ってるんだなぁと感じざるをえない。
メイン武器の杖を物干し竿にしてるの、ありがちだけどズボラな性格が透けて見えて好きなシーンです。

出典:https://silentwitch.net/
あともう、キャラがみんな可愛い!
もう結局ね、世界観とか設定とかよりも最終的にはキャラクターが全てだからね!

可愛い女の子は多ければ多い程良いとされるよ!
とはいえ男性キャラも結構多めらしく、それも中々にポイント高いです。
男女比は多少の差はあれど5:5を中心にしてくれた方が、個人的には取っつきやすいです。
女の子ばっかりの百合アニメもそりゃあ面白いですけど、異世界ファンタジーというジャンルなら、バトルシーンでかっこいい男の子もみたいわけですよ。
女の子ばっかりのバトルアニメは、プリキュアで十分間に合ってます!

(露骨な宣伝…)
まとめ
今期のアニメ、あんまりチェックしてなかったのもあって何見ようか迷ってたところだったんですが、良い作品に巡り合えたことに感謝です!
最後に原作をちらっとだけ読んだ感想ですが…。
作者さん、文章力めっちゃ高いですね。個人的な印象ですけど。
なろう系、惹いてはラノベって大体の作品は「一人称」で話が進むのに対して、この作品は俯瞰視点なんですよね。それが結構衝撃的でした。
普通の小説だと当たり前の手法ですが、ライトノベルのような”普段本を読まない人向け”の作品って、難しい言葉を使わない=視聴者に近い目線で物語を進めるために、主人公もしくはヒロインの目線で台詞やモノローグを描くのが一般的と言われています。
それに反しての俯瞰視点。しかもなろう読者向けにチューニングしたのか、あまり長々と難しい表現を使わず、登場人物の会話のテンポを重視した描きっぷりはかなり丁寧な仕事をなさってる印象。
追放ものとか、チートスキルとか、そういった量産型なろうに辟易していた私も、この作品は素直に追ってみたいと感じました。
しかもちゃんと完結しているとのこと。もうそれだけでも読むには十分な理由でございます。
ひとまず今期はアニメと同時並行で、原作や漫画を読み漁ろうかと思います。
それではこの辺で。

反響あれば2話以降の感想も書きます!
コメント