前置き
出典:https://isekai-red-anime.com/
皆さんは、「戦隊レッド 異世界で冒険者になる」…通称『異世界レッド』という作品をご存じでしょうか?
私はお恥ずかしながら全然知りませんでした…。
ネット上、というか特撮オタク界隈の中では特に話題になってる様子。
私も気になって1話を視聴したのですが、特撮あるあるが激増しでかなり面白かったです!
現在アニメと、漫画一巻しか読んでないですが、あまりに面白過ぎて我慢出来なかったので、感想記事を書こうと思います!

特撮系パロディ要素が多いけど、ストーリーも王道な少年漫画路線で面白いよ!
冒頭のストーリー
悪の組織との最終決戦で、敵と相打ちになった戦隊ヒーローの浅垣灯悟。 命を落としたかに思われたが、気が付くと異世界に転生していたのだった! 異世界でも困った人々を救うため冒険者となり、キズナレッドに変身して今日も戦い続ける――!
出典:https://www.ganganonline.com/title/1267
…要約すると、戦隊のレッドが異世界転生してヒーローの力で無双する!って感じ。
「なんだ、いつものなろう系か」。そう思っていた時期が私にもありました。
※そもそもなろう小説原作ではなく、ガンガンの漫画原作だったんですが…。
まず冒頭から、本作の主人公キズナレッドが属する『絆創戦隊キズナファイブ』と、敵組織のラスボス『絶縁王』との最終決戦!
最初からクライマックスだぜ!ってやつですね。
ちなみに敵の絶縁王の声優は中田譲治さん。
特撮界隈では主に敵の幹部や大ボスを務めた、皆様ご存じの大御所ですね。
最近だとゼンカイジャーのボッコワウス様が新しめか。
絶縁王の待つ要塞的なやつに乗り込むために、お約束の合体ロボのパーツ「キズナビースト」を召喚。
キズナビーストの召喚はレッドだけが全員分を召喚するんスね。キングオージャーかよ。
それにしても動物系モチーフとは分かっていらっしゃる。ガオキングやギンガイオーなんかが良い例だけど、そっちモチーフのロボって大抵イケメンなんですよね。ジュウオウキングはアレだけど。
そうして、レジェンド歌手の串田アキラ様の挿入歌をBGMに「マキシマムキズナカイザー」が爆誕!

ほら、イケメンだった。
なんかスーパー戦隊のロボというより、勇者シリーズとか最近だとシンカリオンとか、そういったロボットアニメのビジュアルに近いですね。
ちなみに”マキシマム”キズナカイザーということは、通常のキズナカイザーの強化版なんでしょうか?
原作あんまり読んでないので知らないんですけど、仮にこれが初期形態なら、序盤で翼があるロボって大分スペック高いでしょ。
空を飛べる形態って、大抵追加戦士が出てきた中盤のタイミングでなるものだし。
でも普通に5体合体ってことは、無敵将軍からの隠大将軍のような乗り換え機の可能性が高そう!

さっきから脱線が多くない?
……それはさておき、天から降ってきたグレート・絆ソードをみんな大好きサンライズ立ちで構え、敵の要塞に突っ込み、レッドのみ単身で乗り込む。
キョウリュウジャーの最終回かな?とブレイブな筆者は突っ込まずにはいられなかった。
劇中(見たことないが)で何度も絆を説いていたキズナレッドを、今ではたった一人と皮肉る絶縁王に、仲間と世界中の人々の絆を背負ってるから一人ではないと反論。いいねぇ、最終決戦だねぇ!
そして絶縁王の謎に明後日の方向に打ちまくるビームを搔い潜り、遂にレッドの面が割れる!
最終決戦だねぇ!!!面割れはやはり美しいねぇ!!!!!
そして絶縁王に渾身の一撃を与え、崩壊する要塞と共に落ちていくキズナレッド。
作者さん、さてはキョウリュウジャー推しか?
使命を果たし、未練を残しつつも、タイトルの通り異世界に転生?転移?するのであった。
はい、なんとここまでわずか5分です。
筆者はこの時点で「あ、このアニメ当たりだ!」と思いました。

特撮パロディものと見せかけた社会人あるある、みたいな作品も多い中で、ちゃんと特撮を描いてて好感を持てたよ
キャラクター
正直、この後の本編の内容を語ってもただのアニメ感想記事なので、ここは特撮系ブロガーらしく劇中の戦隊キズナファイブやその他のキャラにフォーカスを当てていこうと思います。
浅垣灯悟(あさがき とうご)/キズナレッド
言わずと知れた主人公。典型的な熱血レッド。
ただまあ、スーパー戦隊シリーズをよく知る方々ならご存じだと思いますが、実際にあんなコテコテな熱血タイプのレッドって実はそんなに言う程いないんですよね。
カレー好きのイエローよりは存在してますけども…。
公式サイトを拝見したところ、キズナファイブ5人目の戦士ということで、ガオレンジャーやマジレンジャーのような、ラストでレッドが加入するタイプの戦隊っぽいです。
個人的にこのタイプのレッドは好きです。シンプルに少年漫画の王道主人公だからね。
両親を既に失くしてたり、親友が闇堕ちしたり、過去が壮絶なのも及第点。
CVは井藤智哉さん。多分新人?
後述する他のメンバーと比べて、唯一特撮界隈に絡んでない方のようです。
万丈寺流(ばんじょうじ ながれ)/キズナブルー
熱血レッドに続いてお次はクールなブルー。
CVはあのメガレンジャーのメガブルーでお馴染みの松風雅也さん、本家もクールなブルー枠だし絶対意識してるでしょ。
公式サイトの情報では、どうやら彼がリーダーみたいです。
赤以外が指揮を執るというのも立派な特撮あるある!私のイメージとしてはニンニンジャーのアオニンジャーに近いかな。
赤が考えるの苦手で突っ走るから、作戦を考えるのは青の役ってね!
飛星エミリ(とびほし えみり)/キズナイエロー
高校教師で、元ヤンで、アメリカ人とのミックス?ハーフ?
属性大分盛ってるなぁという印象。
男3女2の戦隊でかつ女性イエローはやっぱり活発なタイプなのは世の常なのか。
まあピンクとバランス取ろうと思ったらどうしてもね。
CVは菊地美香さん。デカピンクですね。
某サル顔の一般市民とくっ付いたり離れたりして、夜明けの刑事とくっ付くいたり、かと思えば役の中では同業の緑とくっ付いたり、どうもそういうイメージが拭えないけれども、ちょいちょいスーパー戦隊シリーズに戻ってきたりするのでヨシ!
堅岡修二(かたおか しゅうじ)/キズナグリーン
軍人なんだー、と思って公式サイト見てたらただのミリオタだったっていう人です。
パワータイプのグリーンというと、やっぱりマジレンジャーのマジグリーン兄貴がちらつきます。
子供には不人気だけど、大人のオタクには人気なタイプ!私には分かる!
CVは土田大さん。ニンジャブルー、サイゾウ!
この人はスーパー戦隊でもちょいちょい怪人の声優として出てくるので、お馴染みって感じですね。
愛沢ツカサ(あいざわ つかさ)/キズナピンク
校則は破らない最大限でオシャレしてる真面目系の後輩ギャル?普通に好みですが???
本家もそうだけど、ピンク枠のキャラは可愛い系もお姉さん系も多種多様ですよね。
キジブラザーは多種多様の域を超えたけど…。
CVは小宮有紗さん。イエローバスターですね。まあオタク界隈では黒澤ダイヤの方が知名度が高いのかな。ちなみに筆者はラブライブそんなに詳しくないです。無印とサンシャインのアニメ全話見た程度です。
キュウレンジャーのアキャンバーも結構いいキャラしてたから印象に残ってますね。
それにしても、イエローとピンクの声優の配役、逆じゃない?
ラーニヤ/七代目アメン
アニメで初めて変身見たときめっちゃ笑いました。
だって変身音まんまディケイドなんだもの…。
けれどもフォームチェンジはメダルを使うというその欲望…スバラシッ!
戦隊だけじゃなくて仮面ライダーもいるとはなんという贅沢!
ウルトラマン…は安直だからメタルヒーローシリーズや超新星シリーズからもパロディ入れてくれると私は非常に喜びます。グランセイザー大好き!
ちなみに本編中にバイクが出てきて、仮面ライダーっぽいと思った方も多いと思いますが、近年のライダーは大人の都合や公道規制のせいであんまりバイクに乗るシーンが無いのです。
映画ではここぞとばかりに乗りまくるけどね!
あと一応スーパー戦隊でもバイクに乗るタイプの人たちも昔はいたんですよ。
進藤清弘(しんどう きよひろ)/バンソウキラー
えっ、キラーさんも出るの!?ときめくぜ…!
変身の経緯はどっちかというとシャドームーンだけど!
しかし、ただの絆創戦隊キラーではなく、ピアノの伴奏とのダブルミーニングなのは結構良いなと思います。
欲を言えばキズナファイブにシルエットをもっと似せて貰えると尚良かった…!
ただまあ、そんなことより、登場した回が彼の存在が霞むレベルのとんでもないパロディの連続でやばかった印象しかない。
井上敏樹、筆をノせるな。

本当によくこれだけの特撮出身の声優呼べたね、これが俗にいう公式が病気シリーズってやつだ!…死語だね!
まとめ
イドラさんとかロゥジーを逆に紹介しないというね。すみません、キズナファイブとアメンの設定周りを考察するのが好きなんです。
強いてあげるなら、ロゥジーの剣さ…設定がまんまテン・コマンドメンツだよね。
いつか、爆・速・連携!とかやりそう。
今の若い人に伝わるかしらこのネタ…。
とりあえず、私は漫画をちゃんと読みます。
なろう系と勘違いして舐めててほんとすみませんでした。めっちゃ面白かったっす。
なんというか、ちゃんと戦隊要素を摂取できるコンテンツの存在って大事ね。
今放送してるゴジュウジャー、あのドンブラザーズを彷彿とさせる破天荒さがあるから、戦隊要素少なくてちょうど干からびそうだったので助かります…。
それでは今回はここまで。

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