【初心者向け】スーパー戦隊シリーズオススメ10選

特撮

初めに

本日は、筆者の人生そのものと言っても過言ではないくらいの大きな存在、スーパー戦隊シリーズの記事になります。

日曜朝に放送時間が変更になった『電磁戦隊メガレンジャー』から、2025年放送開始の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』まで、1話も残さず視聴済みの私が選ぶ、スーパー戦隊というジャンル初心者に向けた、視聴しやすい作品を合わせて10作品、紹介します!

※注意
本記事は作品毎にランキングを付けてはおらず、あくまでオススメ作品を10個チョイスしたものになります。決して優劣を語る記事ではございませんので、ご了承ください。

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普通のアニメ作品に飽きた人達にもおすすめ!
誰かに作品を布教したい特撮オタクさん達も参考にしてくれると嬉しいな!

スーパー戦隊シリーズオススメ10選

①爆上戦隊ブンブンジャー

出典:https://www.toei.co.jp/index.html

2024年からスタートし、今年2025年に大団円を果たした真新しい作品です。

何事も初めてシリーズに触れるにあたって、大体直近の最新作からスタートするのがベタと言えばベタなので、真っ先に挙げさせて頂きました。

とはいえ、新しいから…なんて理由で片付けるつもりもないのでご安心を。

モチーフは見て分かる通り「車」です。作中でもその特徴的なマスクから「タイヤ人間」と揶揄されることが多いです。

私が感じた印象を一言で言うなら、「古き良き王道ヒーロー」でしょうか。

その見た目からは想像し辛いですが、ストーリーは非常にヒーロー感満載で熱いものになっています。

戦隊シリーズというのは、大抵はどこからともなく悪い奴が現れ、それを成敗する所謂勧善懲悪というのが基本コンセプトですが、実は近年その要素から良くも悪くも逸脱し過ぎていた印象があります。

ここでは紹介を省きますが、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」はその最たる例かと思います。あれはあれで非常に面白い作品ですが、スーパー戦隊シリーズの系譜だと胸張って言えるかという問い掛けには一瞬躊躇ってしまいます…。

戦隊シリーズの常識をぶち壊す試みは大事ですが、このブンブンジャーに置いてはあえて戦隊シリーズのお約束を貫いた心意気を感じ取れます。

作中で度々聞く台詞として「自分のハンドルを握る」とありますが、要は「他人に流されることなく、自分の信念を貫くこと」という事で、車モチーフ戦隊らしさもありつつダイレクトに響くメッセージ性があり、こういうシンプルさが戦隊だなぁと感じさせられます。

ストーリーは熱血あり、コミカルあり、シリアスありと実に良いとこどりですが、決して散らかってはおらず、「夢」や「目標」、「子供の未来」をテーマとしてシンプルかつガッチリした主軸で話が展開されるため、子供人気もしっかり獲得出来るポテンシャルがあります。

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車がモチーフの戦隊って大体イロモノ枠になりがちだけど、ブンブンジャーはその要素もありつつ熱血要素もあって、バランスが良い印象だね!

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②王様戦隊キングオージャー

出典:https://www.toei.co.jp/index.html

2023年から2024年まで放送された、ブンブンジャーの1個上の先輩ジャーです。

先に申し上げますと、私のトップクラスの推し戦隊です!

モチーフは「昆虫」…実は戦隊シリーズは今まで昆虫モチーフが無く、ここで満を持してという形になります。仮面ライダーが既に昆虫モチーフだから避けてたという説が有力ですね。

で、王様戦隊という名前の通り、メンバー全員が国王です。

今回の世界は地球とよく似た異世界が舞台となっており、それぞれ5つの国を5人の王が治めているという世界観になります。

それぞれが王様って、そんなんでチームワーク大丈夫か?という心配がありますが…、
はい、大丈夫じゃなかったです!

それぞれが主張強すぎてマジで史上稀に見る協調性皆無戦隊です。

ただ実際は、バグナラクという5王国共通の敵を倒すために共同戦線を張るという名目でちゃんと協力します。(互いの利益のためと言えばそれまでですが)

そんな王様戦隊ですが、それぞれが歴代レッド=主役級のキャラの深みと強みを持っており、少年漫画顔負けの激熱展開がほぼ毎週展開されていきます。

視聴したことある人にしか伝わらないですが、「天元突破グレンラガン」のようなこっちが胸焼けするレベルで熱さを叩き込む作品が好きな方には、キングオージャーは非常にオススメです!

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1話完結スタイルの多い戦隊シリーズには珍しい、縦軸の強いストーリーが魅力!
いっつも良いところで終わるから、毎週続きが楽しみで仕方が無かったよ!

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③動物戦隊ジュウオウジャー

出典:https://www.toei.co.jp/index.html

2016年から2017年に放送された、その名の通り動物をモチーフとした戦隊です。

簡単に言うと、普通の人間と、頭部が獣の「ジューマン」の異なる種族の友情がテーマといったところでしょうか。

自分の知らない世界の知らないもの、人、動物を受け入れることの大切さ、難しさを説くようなメッセージ性が込められており、子供の教育という面でもかなり適した戦隊と言えると思います。

敵対勢力のデスガリアンは、そういった受け入れるという行為の真逆…他の種族を遊び感覚で滅ぼし蹂躙し、中には人間の心を利用して精神的に苦痛を与えるものもいたりして、近年でも中々見ない極悪非道な組織です。

最早生理的に分かり合える気がしない絶対悪に対し引導を渡す、勧善懲悪のカタルシスもこの作品の大きな評価点となります。

そしてこの作品、後半になるにつれて闘いも激化し、主人公の過去を通して「命の繋がり」というテーマが全面に押し出されます。

一見関係の無い他者との関わりも、巡り巡って縁となる。何故ならこの地球上に生きるものは皆、同じ星に生きる家族…、皆他人と思っても、実は根底では繋がっているのだから、恐れることは何も無いじゃないか、という話ですね。

そういった社会問題的な一面も、子供にも分かりやすく理解させる脚本を作り上げる。これだから戦隊シリーズは辞められないんです!

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中盤の敵がもう、えぐいくらいに主人公たちの精神を抉る行為を連発してくるから、その度に負けるなって応援したくなっちゃうんだよね…。

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④獣電戦隊キョウリュウジャー

出典:https://www.toei.co.jp/index.html

2013年から2014年に放送された、男の子が大好きな恐竜がモチーフの戦隊です。

こちらの作品、キングオージャーに引き続き私のトップクラスの推し戦隊です!

というのも、この作品のメイン脚本家は「三条陸」氏…あのダイの大冒険の原作者を務めた方で、彼の脚本はもうとにかくヒーロー的な熱、熱、熱の畳み掛け!その熱さを十二分に引き出した傑作がキョウリュウジャーです!

作中では周囲から「キング」と呼ばれる(or呼ばせる)圧倒的な陽キャ的カリスマを持つ主人公を中心に、様々な仲間達が成長していく物語です。

そして作中ではこれでもかと言うくらい、「俺達は”戦隊”だ!」という台詞が連発されます。

ある種メタ的なところではありますが、戦隊=みんなを護るヒーローであると同時に、同じ志を持った信頼出来る仲間という要素を含んでおり、実際主人公のキングは積極的に市民を守りつつ、仲間に対して全幅の信頼を持って堂々と戦う姿が度々見受けられます。
例えば仲間が人質に取られたときも、「仲間は全員漏れなく強いから絶対自力でなんとかする、だからいつも通り戦う」というスタンスをとっており、圧倒的なカリスマを披露しています。

三条陸氏はとにかく、オタクのツボを突いた展開を魅せることに長けているため、今まで少年漫画やロボットアニメ等で熱いストーリーを見て育ってきた少年であればあるほどぶっ刺さる作品となっています。

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恐竜の他に「音楽」もテーマに取り入れられてて、とにかく終始画面が騒がしいっていう超ド派手な戦隊だよ!

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⑤海賊戦隊ゴーカイジャー

出典:https://www.toei.co.jp/index.html

2011年から2012年に放送された、スーパー戦隊シリーズ35周年記念作品です。

ゴーカイジャーの特徴は何と言っても、歴代のスーパー戦隊全てに変身できる能力ですね。

さらにただ変身するだけではなく、作中で過去作品のキャストご本人がゲスト出演する等、歴代のファンに惜しみなくファンサービスをし続けた超お祭り戦隊です。

そんな特徴から、この作品は所謂『スーパー戦隊シリーズのカタログ』という視点でも評価出来る作品です。

単純に好きな見た目の戦隊を見つけてその作品を追うことも可能ですし、
2話に1回くらいのペースで過去の1戦隊にスポットを当てた、所謂レジェンド回と呼ばれるものがあり、その話からもその戦隊がどんな作品か知ることも出来るので、そこから興味を持って視聴し始めるのもOKです。

しかも、そういった過去シリーズの要素を抜きにしても脚本の完成度が高く、
お宝目的で地球を訪れた宇宙海賊が、様々な地球人と交流して段々と地球を護るスーパー戦隊の一員になっていく物語は一見の価値ありです!

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10年後には45周年記念の機界戦隊ゼンカイジャーが、同じ歴代戦隊をコンセプトに製作されていたけど、あっちはさすがにギャグに寄り過ぎて人を選んじゃう気がしたから、今回は割愛したよ!

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⑥侍戦隊シンケンジャー

出典:https://www.toei.co.jp/index.html

2009年から2010年に放送された、純和風の戦隊です。松坂桃李さんのデビュー作でもありますね。

こちらも私の個人的な推し戦隊です、カラオケでは必ずと言って良い程OPを歌います!

シンケンジャーは他の戦隊以上に上下関係が強く、殿(リーダー)のシンケンレッドに、4人の家臣が付き従うというものであり、その殿の強さも他と比べて頭一つ抜けています。

筆頭すべきは、時代劇顔負けの殺陣!日本刀をメインとしたアクションというのはあまり見られない要素ではありますが、そこはさすが東映作品、スーツアクターさんの動きがキレッキレです。

ストーリーも現代に残る武家を舞台とするため、シンプルに大河ドラマが好きな人にオススメです!

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筆者の大好きな殿には、家臣にも誰にも言えない重大な秘密があって、それが明かされたときは本当に衝撃だったなぁ…。

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⑦獣拳戦隊ゲキレンジャー

出典:https://www.toei.co.jp/index.html

2007年から2008年に放送された、主に中国拳法で戦う戦隊です。

拳法の中でも象形拳と呼ばれる、動物や虫の動きを模して戦います。
これは戦隊側に限らず、敵側も同じ拳法の使い手集団です。

拳法をモチーフとするため、当然バトルアクションも非常にクオリティが高く、時には変身していない生身でもキレキレのアクションを魅せる作品です!

この作品の特徴は、味方のみならず敵も修行して強くなるという変わったコンセプトですね。

敵も味方も互いに切磋琢磨していくことで、互いを高め合う存在のため、時には共闘したりすることもあり、敵の大ボスは今なお悪のカリスマとして人気を誇るキャラクターです!

敵が現れる⇒負ける⇒修行する⇒勝つ⇒さらに強い敵が出る⇒修行する
こういう超王道の少年漫画的展開が好きな方であればあるほど惹かれる作品となるでしょう。

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敵側にカリスマ性の高いキャラがいると、それだけでも作品に厚みが出るから良いよね!

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⑧特捜戦隊デカレンジャー

出典:https://www.toei.co.jp/index.html

2004年から2005年に放送された、特捜警察の戦隊です。

東映にとって刑事ドラマはまさに十八番のため、なんか警察っぽいという演出や銃撃戦が非常に多いのが特徴です。

宇宙人と当たり前に交流している世界線の地球で、様々な犯罪者を超能力や警察の武装を駆使して戦う作品です。

この作品はその昔制作された宇宙刑事シリーズのオマージュも多く、やたら主張の強いナレーションや、良い意味で警察っぽく形式ばった必殺技の使用が目を引きます。

そういう縁もあってか、度々個別に外伝作品が制作され、一時期は『スペース・スクワッド』という、所謂アベンジャーズ的な、作品の垣根を超えた特殊チームを組んでいることもありました。

もうかれこれ20年も前の作品になってしまいましたが、色褪せることのない刑事ドラマ的なお約束を踏襲した王道戦隊として、満を持してオススメいたします!

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特に、追加戦士のデカマスター初登場回の100人斬りは一見の価値アリ!

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⑨百獣戦隊ガオレンジャー

出典:https://www.toei.co.jp/index.html

2001年から2002年に放送された、安定の王道を往く動物モチーフ戦隊です。

スーツの格好良さは勿論のこと、この戦隊の特徴としてはとにかくロボット側に力を入れています。

複数の動物を合体させることで1体のロボが完成されるという仕組みを利用し、右腕や左腕を別の動物に換装したり、ベースとなるリーダー格の動物自体を変更したり、カスタマイズの自由度が非常に高く、少年心を擽る要素が大うけして当時大流行しました。

その動物=パワーアニマルは、作品の設定上総勢なんと100種類!
…実際玩具化したのは30種類程度ですが、それでもかなりの数になります。

前作の「未来戦隊タイムレンジャー」がかなり難解な大人向けの作風に仕上がっていたため、そのギャップとしてとにかく少年の心を掴むことに心血を注いだ本作…取っつき易さという点で言えば、トップクラスの安定感を誇ると思います。

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当時はJリーグサッカーの人気が凄くて、それにあやかってボールを蹴って敵を倒すロボが出てきたのは特徴的で面白かったなぁ…

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⑩忍者戦隊カクレンジャー

出典:https://www.toei.co.jp/index.html

1994年から1995年に放送された、忍者とアメコミを組み合わせた戦隊です。
ニンジャブラック役にケイン・コスギさんが抜擢されたのは非常に有名ですね。

さすがに90年代まで遡ってしまうと、これから視聴を始める若い世代にはキツいかもしれませんが、カクレンジャーだけは是非とも視聴頂きたいためチョイスしました!

スーツの見た目やアクション、敵味方キャラやストーリー、その全てが高水準で纏まっている90年代屈指の傑作と言えるでしょう。

…すみません、さすがにこの書き方は贔屓し過ぎですね。私が生まれて初めて見た戦隊なので、どうしても思い出補正が入ってしまいます。

特筆すべき特徴としては、個性豊かな敵キャラでしょうか。

敵はそのまんま日本の妖怪で、一部を除いて組織として動かず好き勝手に暴れ回る者が多いです。
その妖怪デザインもやたらと秀逸で、ただ悪さして倒されるだけじゃなく、愛嬌もあって面白いです。

ストーリーも、コミカル色が強い前編、シリアスな後編という二部構成となっており、古さを感じさせない現代にも通じるストレートな面白さを持っています。

もか
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和風テイストでありつつ、アメコミ要素も取り入れたアクションやデザインは非常に前衛的!貴公子ジュニアは当時見た目が凄く怖かったけど、今見るとすっごく素敵!

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終わりに

今回は取っつき易さにフォーカスしたので、他にも面白い戦隊シリーズは沢山あります!

戦隊シリーズのネタやお約束を熟知した後でこそ楽しめる作品なんかもあるので、是非とも戦隊オタクの道を歩んでくれると嬉しいです!

筆者は平成生まれなので、昭和の戦隊はそんなにしっかり視聴していないので、いつか時間が出来たら昭和戦隊も開拓していこうと思います。
個人的にはサンバルカンとダイナマンが気になっています!

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

特撮系のオススメシリーズは今後も続けて行こうと思いますので、何卒よろしくです。

もか
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またのご利用をお待ちしております!ニチアサ最高!

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